2012年4月12日木曜日

GoG.com 「Steamの安売りはゲーマーに間違ったメッセージを送っている」


デジタルゲーム配信サイトGOG.comがSteamで頻繁に行われる激しい安売りセールについてゲーマーに間違ったメッセージを送っていると、疑問を呈した。


マネージングディレクターのGuillaume Rambourgとマーケティング部門の責任者であるTrevor LonginoはRock Paper Shotgunのインタビューのなかで以下のように語った。

「(80パーセント以上の値引きなど)安すぎる値段でゲームを売るのは、次のようなメッセージをゲーマーに送っているようなものだ:”このゲームはそこまで価値あるものではないよ”ってね。勿論、なんども激安セールをやってもいいけど、それは長期的にはブランドの価値を下げているだけだよ。消費者が次の投げ売りを待つようになるだけだからね。ゲームの値段を下げるのは容易いけど、リリース時に魅力的にすることの方が意味があることだよ。」

「安すぎる値引きは消費者にとっても良くない。安いって理由だけでゲームを買うと、満足度の低い購入に慣れてくる。そしてゲームって無価値だって思うようになるんだ。毎月ゲームに必要以上に金を出しているゲーマーがいるのは安すぎる値段で売られているゲームが多すぎるからなんだよ。誰も得しないよね。」

「もちろん安売りは今まで知らなかったゲームと出会う良い機会だという反論もあるだろうし、それは正しい。私は言いたいのは、消費者が悪い買い物をしたと思う様なリスクと、”私が作ったこのゲームはそんなに価値があるものではないですよ”と伝えるような安すぎる値段の間の、みんなが幸せになる中間を目指す必要があるということだよ。」


Rock Paper Shotgun via eurogamer


訳がちょっとあやふやなので、原文を読んでください。


感想:
8割ぐらいの完成度にして残り2割をDLCとしてリリースして実質的に単価を上げるというカラクリにも安すぎる値引きが関係してそうですね。ところで、どうすればセールに慣れた人たちを発売日に買うようにすることができるのでしょうか。記憶にあたらしいところで言えばBordarlands 2は予約購入者向けに特典をつけています。でも、2.3年後のSteam年末セールで半額以下になるだろうと思っているゲーマーの意識を変えるほど効果があるとは思えません。思うに、「このゲームは何年経っても値引きしません」といってしまうか、過去の作品を投げ売り価格でセールして、新作をフルプライスで買ってくれるような熱心なファンを増やすほかないのでは?僕の考えが正しいなら、熱心なファンの気持ちを削ぐDLC商法は長期的に見て、産業の衰退を招くでしょうね。



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