2012年3月11日日曜日

PLAYISMから説明のメールをいただきました

Author: Booyabazooka License: GNU Free Documentation License
以前Playismに関する記事『PLAYISMを眺めて』を書きましたが、その記事内で指摘した問題点、疑問点に関してPlayismの運営元であるアクティブゲーミングメディアよりメールをいただきました。転載の許可を頂いたので、掲載したいと思います。
SryTK.COM運営 Aquei様

突然のメール、失礼いたします。
インディーズゲーム配信サイトPLAYISMを運営しております
アクティブゲーミングメディアの水谷と申します。

貴ブログを拝読させていただきました。
まずは私どものキャンペーンを取り上げてくださり、感謝申し上げます。
また、大変真摯なご意見を下さり、非常に嬉しく思います。
いくつかお伝えできる範囲でPLAYISMについてお伝えさせていただければと思い、
ご連絡させていただいた次第です。

>タイトル数について
タイトル数については、現在配信しているものとは別に、
すでに40本近くの配信予定作がございます。
作業の都合上、ローカライズ量が多いものほど、配信が遅れてしまい、
現在のタイトルで皆様に最良のコンテンツを提供できているわけではなく、
しばらく我々としては耐える時期が続くだろうと思っております。

>PLAYISMの将来性について

> 日本において海外のインディゲームをプレイする人口がどれほどいるというのか。
> 失礼な話だがPCゲーム人口の少ない日本でインディゲーム専門というニッチなサイトが10年後も存続しているか不安が残る。

この問題に関して、反論は一切ありません。
日本国内においてPCゲームがまずニッチな存在であり、
その中でもインディーズゲームを好む方、というのは極めてマイナーな存在であろうと思います。
この常識を一気に変えていくのは、我々のような小さな存在ではまず難しいと思いますが、
インディーズゲームファンの方々とともに、少しずつ動かしていければと考えております。

しかしながら、私たちは海外インディーズゲームにこだわっているわけではなく、
少数精鋭による世界中の独創的な作品がストレスなくプレイできる環境を、世界中の方々に届けたいと思っておりますので、
国内PCゲーム市場だけではなく、他のプラットフォームであったり海外への展開も考えております。
その中でビジネスとしてより成立していく道を探ることになるでしょう。

> Playismのモラルについて

> 今回Playismについて書こうと思って色々調べていたのだが、気になる情報があった。
> どうも過去にPlayismは国内の個人ゲームブログにゲームが無料で手に入る
> クーポンコードをメールで送りつけて、暗にブログでPlayismを紹介するように頼んでいたようなのだ。

メール内容は以下です。いつも弊社のPLAYISMディレクターより送付させていただいております。

-------------------------------------------------------------------
いつも大変お世話になっております。
株式会社アクティブゲーミングメディアの
レヴィーン ダニエルでございます。

弊社で運営しております『PLAYISM』にて
新作プロダクト『Octopede』は本日より
配信を開始致します。

サイト運営者様向けに、
無料で作品をお楽しみいただける
クーポンコードもご用意いたしましたので、
ぜひ一度本作をお試しください:

××××××××


※アカウントが必要です。
※一アカウントにつき、Octopedeを
一回無料でダウンロードできます。
※期限は03月08日までとさせていただきます。
※運営者様以外のご利用はお控えください。

貴サイト運営にあたり、何らかのネタになれば大変幸いでございます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
----------------------------------------------------------------------------------------

以上です。

当然ながら、「金銭授受」は一切行っておりません。
また、作品あるいはPLAYISMに関して、
どれほど否定的な意見を書かれようとも、削除等の依頼は一切いたしません。

>ゲームをタダで貰っておいてPlayismについて公正に紹介できるだろうか。
>ましてや個人の立場である。Playism寄りにならざるえないのではないか。

ただ、こちらの御意見については、否定は出来ないかと思います。
一度検討させていただけませんでしょうか。

ただ、今のところ取り上げてくださっているサイト様は、
当サイトに何らかの期待を込めて取り上げてくださっているサイト様であり、
非があるとすれば、我々のみでございます。

純粋に応援して下っている方々もいらっしゃいますので、
そちらについてはご了解いただければと思います。

以上長々と失礼いたしました。

PLAYISMは皆様とともに育てていきたいサイトですので、
遠慮なくご意見くだされば幸いです。

どうぞ今後ともPLAYISMを宜しくお願い申し上げます。

--
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
株式会社アクティブゲーミングメディア

コピーライター 水谷 俊次
○○○○○○○○@activegamingmedia.com

大阪本社:
550-0004
大阪市西区靭本町1-12-6オカザキビル 2F
Tel:06-6147-9401 Fax:06-6147-9402

東京オフィス:
東京都台東区柳橋2-14-4 セントラルビル8F
Tel:03-6327-7116  FAX:03-5822-4181
http://www.activegamingmedia.com/

PLAYISM http://www.playism.jp
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

以上が頂いたメール全文です。なお、メール中にあったメールアドレスは公開されているものかどうか分からなかったので、伏字にしました。 また、要望をうけ誤解を受けそうな表現の一部をオリジナルより差し替えてあります。





ここから僕の感想。

配信タイトルが少ない・偏りがある点ついて。
作業の都合上、ローカライズ量が多いものほど、配信が遅れてしまい、
決してパズル、アクションなどに焦点を当てているわけではなく、テキスト量が多いゲームも予定されているようだ。また、40本以上も予定作が控えているそうなので僕の心配は杞憂に終わりそう。ただ、時間が必要とのことなので、仕方ないところだが残念ではある。


次に将来ビジョンについて。
しかしながら、私たちは海外インディーズゲームにこだわっているわけではなく、
 現在は海外のインディーズゲームを日本向に配信しているPlayismだが、将来的にはそれだけに留まらず、さらなる発展を目指しているようだ。ただ、海外では既に数えきれないほどのデジタルディストリビューションサービスがあり、自社にコンテンツがあるEAのOriginや、GoG、一人勝ち状態のSteamにどれだけ対抗できるのかはわからない。マーケティングのプロであるアクティブゲーミングメディアのことだから何かしらの策があるのだろう。
国内PCゲーム市場だけではなく、他のプラットフォームであったり海外への展開も考えております。
これは現在行われているPS VITAのプレゼントキャンペーンと何か関係あるのだろうか。 意味深に「(何故にPS VITAなのかは、今後のお楽しみということで…。)」と書いてあるが・・・。


最後にステマ疑惑について。
ただ、こちらの御意見については、否定は出来ないかと思います。
一度検討させていただけませんでしょうか。
一般ブロガーにゲームをプレゼントするというマーケティング手法は問題があるかもしれないというのは認識している様子だ。
個人のブログというのはある面で口コミの一つで、そこには個人の公平な、素直な意見が必要だと思うし、読者もそれを期待しているだろう。貰った物を批判するのは心情的に難しいのは誰の目から見ても明らかで、本音が出しにくい。やはりクーポンを送ったのは問題ありだと個人的には感じる。また、これははっきりしておきたいのだが、僕はクーポンを受け取ったブロガーを批判する意図は全くない。金銭の授受がなかったのもメールではっきりしている。是非、これを読んでいるあなたも安易に彼らを批判しないでもらいたい。


以上メールを読んだ思った僕の簡単な感想でした。
メールの転載を許可してくださったアクティブゲーミングメディア様には心より感謝を申し上げます。

P.S.
無料クーポンはもらえませんでした (´・ω・`)
広告

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。