UBIより発売されているAnno 2070のDRMが、グラフィックカードを変更してもアクティベーション回数に影響を与えないDRMに変更されることを、Anno 2070の開発元のBlueByteが非公式ながら明かした。
この問題はGuru3Dが次のことを発見したのが事の始まりだ。もともとAnno 2070はシステムの変更を監視し、3度までアクティベーション可能なDRMを搭載していたのだが、グラフィックカードを変更するだけでシステムの変更と判断されてしまうのだ。これはつまり3度グラフィックカードを付け替えただけでゲームのアクティベーション回数制限に達してしまうという意味だった。
この事が判明した途端、インターネット上で多くの批判が巻き起こされた。この批判を受けてRPSというサイトがUBIに「これはまるでDRMのバグみたいだ。今後修正したり見直す気はあるかい?」という様な質問をしたところ、UBIは以下のように説明した。
3回までアクティベーション可能なのは仕様だし、ハードウェアの変更が再アクティベーションのトリガーにもなるよ。大多数のAnnoプレイヤーがこの仕様で困ることは無いし、もし稀に制限に達して追加のアクティベーションが必要になったときは、Ubisoftのカスタマーサービスですぐに対応して問題にあたるよ。我々に直接連絡してくれれば、ゲームを引き続き楽しめるようにするさ。これはUBIがこのDRMに問題は無いと考えていて、将来的に他のUBIタイトルにも同様のDRMを搭載する可能性を示唆するものだった。当然、この説明に多くのメディア・ユーザーが困惑し、UBIを非難した。
この批判がUBIの心を変えたのだろう。開発元のBlueByteが次のメールを事の発端となったGuru3Dに対して送った。
このメールは公にあてられたメッセージではないし、マザーボードなどのハードウェアは依然としてトリガーとなりうるが、気兼ねなくGPUを変更できるというのは良い知らせだろう。なお、BlueByteはUBIに所有されておりUBIの発表と同じような進路を取ることが期待できる。UBIの公式な見解を是非心待ちにしよう。やあ、Hilbert。是非知っておいて欲しいのだけれど、PCを識別するのに使っていたハッシュの中からグラフィックハードウェアを削除したよ。これはつまり、何回でも好きなだけGFXを変更できるというわけさ。それでは。
ソース ソース2
グラフィックカードを3回変えただけでアクティベーション制限に達するってやっぱりキツすぎですよね。UBIが言うように、多くのユーザーは3度もハードウェアを変更しないでしょうけど、世の中のお金持ちの中には短期間でハードを買いまくり、取っ替え引っ替えでベンチマーク的に楽しむといった変態も少なくないでしょう。そういった(少数ながら)正規のユーザに負担をかけるのはなにかが違う。海賊ユーザが悠々と楽しんでる間に正規ユーザーが苦しむなんて道理に合わないです。
UBIはアクティベーションしたくなったらカスタマーサービスに連絡しろというような事を言っていますが、はたしてどれだけのユーザーがそんな面倒くさい事をしてまでゲームを遊ぼうと思うでしょうか。
参考になるか分からないですが、UBIの日本法人カスタマーサービスは平日11:00~17:00しか開いてません。彼らの理論で言えば金曜の夜にゲームがやりたくなっても2日以上我慢しなければなりませんね。これが”問題ない”と思うのはUBIの将来の暗さを暗示している気がします。
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