2012年7月25日水曜日

個人ブログについて色々考えさせられた

どうやら”個人ブログ”に対する僕の認識と世間の認識にずれがあるっぽい。

こう思ったきっかけは自称プロスチマー()のBCCさんが書いたあるブログ記事。いま話題のオスプレイ問題に関して、人気ブロガーの”きっこ”さんがARMA2の動画を現実の動画と勘違いしたという話がkotaku.comに掲載されたことをあげ、彼(彼女?)はきっこさんの事を「キチガイ」だとか「日本の恥晒し」だとかかなりキツい表現で侮蔑していた。でも、なぜきっこさんが批判されてされているのか僕には分からない・・・。

確かに間違った情報を流すのは良くないことだけど、ジャーナリストでも専門家でもない個人がブログやtwitterで誤報を流すのはままある。なぜなら個人ブログなんてのはその人の妄想、思ったことを吐き出す場所、言ってみればチラシの裏みたいなもんだと僕は思うから。たかだかチラ裏のメモに誰が情報の確かさを意識しようか。

そもそも情報とは責任が担保されて初めて価値が出ると思う。僕が宇宙から受信した電波を書きなぐっているこの記事は誰もその確かさを保証していないけれど、新聞記事は新聞社が信頼を担保に責任を負っているわけで、全く同じ事を書いても月とすっぽんほど違う。(署名記事などが最たる例だろう)

だから個人のブログにアレコレ文句を付けるのは本質的に不毛に思える。批判すべきは適当な情報を鵜呑みにするリテラシーのない読者なのではないだろうか。

しかし僕の考えとは裏腹に今回の件できっこさんを批判する人は少なくないみたいだ。
きっこさんを批判するということは、たとえ一般の個人であってもある程度確実な裏付けなしに意見を発信すべきでないと考えているのだろう。きっとこういう人はいろんな事についてスペシャリストで勘違いをしたことがなく、いつも「素人はだまってろよ」と思っているのでしょう。

ところで「日本の恥晒し」と書いたBCCさん及びコメント欄で「きっこ自体がマジキチなのに日本人全体でそうい風に見られていい迷惑。」(原文まま)と書いた”くとぅるふ”さんは文面から察するにkotakuに掲載されることで日本人全体が低く見られることを憂いたのでしょう。しかしkotakuの原文を読むかぎりきっこさん本人にフォーカスされて書かれており、日本人全体に対して卑下するようなことは書いてない印象を受けました。(これは個人的な意見でしかないけど)
もっと言えば記事を読む限り”きっこ自体がマジキチ”であると取れるような表現は1つもないように見えます。(記事には数行”事実”が書かれているだけ、勿論オスプレイに反対する理由・思想その他には触れられていない。さらに言えば”トイストーリー”云々についても触れられていない) 批判するのは結構だが”くとぅるふ”さんははたしてkotakuの原文を読んだのだろうか。甚だ疑問だ。もしかしてArma2の動画をCGだと見抜けなかった事で”マジキチ”だと言っているのだろうか・・・?

最後に。きっこの擁護ばかりで信者だと思われそうだけど、違います。きっこがどんな人でもどうでもいいです。専門家でもない人がCGを見抜けなかったというだけで、キチガイ呼ばわりされるのはいかがなものか、という事が言いたかっただけです。
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1 コメント:

  1. まったくその通りだ、顔真っ赤にしてるやつ多すぎ

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