今現在peercastでの動画配信はほぼ100%がWMEを使った配信です。つまり動画配信のほとんどがwmv(WindowsMediaVideo)です。しかしpeercastはwmvのみをサポートしているわけではなく様々なコンテナに対応しています。現在の最新版であるv0.1218ではOgg,mp3,wma,wmv,ogmそしてnsvをサポートしています。今回はnsvencまたはnsvcapというツールを使ったnsv(Nullsoft streaming video)の配信方法を紹介したいと思います。
1 NSVとは
winampで有名なNullsoftが開発したストリーミングフォーマット。詳しくはググれ。
2 メリット、デメリット
i メリット
- 様々なコーデック(VP3,VP6,AAC,MP3 etc...)が利用できる
- 知識とやる気があれば対応コーデックが増やせる?
ii デメリット
- 対応プレイヤーが少ない(現在WindowsMediaPlayerでは再生できない)。対応プレイヤーはここを見てください
- yp補助ツールでは設定によっては一覧に載らない
3 必要なもの
- NSV toolsとくにnsvencかnsvcap
- nsv_coder_vp61.dll,nsv_coder_vp62.dll (vp6をつかうなら)
- VP6 VFW ver6.2.6.0 コーデック(vp6をつかうなら)
- enc_aacplus.dll または enc_aac.dll
- SHOUTcast DNAS application
- SCFH DSF (キャプチャカードを使わないなら)
- これらのリンクは公式ではないページを含むので自己責任で
4 設定 配信
下準備として用意したdllをNSV toolsのインストールフォルダへコピーする
nsvcap.exeを使う場合
i nsv toolsのインストールフォルダにあるnsvcap.exeを起動
ii devicesからデバイスを選ぶ e.g. SCFH DSF とステレオミキサー等
iii Optionsを適当にいじる(取り込みサイズ等)
iv NSV -> Config 適当にいじる encoder configも適当にいじる
ここやここやここが参考になる
v File -> Set Capture Destination でoutputをshoutcast hostに
shoutcast server にはshoutcast server がインストールしてあるIPを
portはserverの設定ポート+1したものを指定
vi shoutcast serverを起動
vii nsvcapのCapture ->Start Capture
viii peercastで配信 ストリームURLはhttp://{shoutcast serverがインストールしてあるコンピュータのIP}:{shoutcast serverのポート(デフォルトは8000)}/;listen.nsv
nsvencを使う場合
- CUIなのでコマンドプロンプトで nsvtools のフォルダに移動
- "nsvenc.exe /config"とタイプし設定 nsvcapを使う場合のivを参照
- nsvenc :cap とタイプし、デバイスの番号を控える エンコが始まるが、ESCでいったん終了させる
- shoutcast server を起動
- nsvenc /cfgcap cap:video capture deviceの番号,audio capture deviceの番号 sc:shoutcast serverのあるコンピュータのip:shoutcast serverで設定したポート+1した数字:headers.txt headers.txtはここを参考にnsvencと同じフォルダに作っとく e.g. nsvenc /cfgcap cap:0,0 sc:127.0.0.1:8001:headers.txt
- peercastで配信 ストリームURLはhttp://{shoutcast serverがインストールしてあるコンピュータのIP}:{shoutcast serverのポート(デフォルトは8000)}/;listen.nsv
cuiはなれないかもしれませんがbatでも作っとくと楽です。きみもレッツ配信 with NSV!!!
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